SHIMOKITAZAWA INTERNATIONAL PUPPET FESTIVAL
下北沢国際人形劇祭

ガザの人形劇を支援する映像上映会

2月19日(木)・20日(金)・21日(土)11:00〜 会場:下北沢アレイホール

ガザの人形遣いを支援するために国際人形劇連盟(UNIMA)が立ち上げた、映像上映による募金キャンペーンをSIPFでも開催します。 ガザの人形劇遣いたちは今、爆撃された家の破片や、人道支援の缶詰の空き缶を使って、人形劇を作り続けています。会場では彼らを直接支援するための募金箱を設置しています。

【上映作品】
・砂絵アニメーション「We truly deserve life!」(2025年・10分)
 本フェスティバルのメインプログラム『EXIT』の演出家マティヤ・ソルツェは、スロベニアで「フローティング・キャッスル」というフェスティバルを主宰しています。 2025年夏、このフェスティバルでガザの人形劇遣いマフディ・カリラがオンラインで出演し、ガザの現状について伝えました。その証言をもとに、カナダの砂絵作家キャサリン・ジニャックが制作したアニメーションです。

・ドキュメンタリー「Everything That Is」(2025年・20分)
Shourideh C. Molavi監督によるドキュメンタリー。ガザのがれきの中で人形を作るマフディ・カリラの姿を追い、パレスチナの詩人ジャワド・アル・アッカドの未発表詩とともにガザの現状が綴られます。

・人形劇映画「The Awakening」From Ground Zeroプロジェクト(2024年・5分)
マフディ・カリラが自らの人形を使って制作した短編映画。マイケル・ムーアがエグゼクティブ・プロデューサーを務める「From Ground Zero」プロジェクトの一部として制作されました。「From Ground Zero」は、パレスチナの映画監督ラシッド・マシャラウィが立ち上げた、ガザの22人のアーティストによる22本の短編映画集。第97回アカデミー賞のパレスチナ代表候補にノミネートされ、第77回カンヌ国際映画祭での上映が予定されていましたが、政治的理由で中止となりました。

【マフディ・カレラの経歴】
マフディ・アティヤ・カリラは46歳のパレスチナの人形遣いです。ガザには正式な教育機関や人形劇場がないため、マフディはエルサレムのパレスチナ人アーティストや、ヨルダン川西岸地区の文化センターや、エジプトの人形遣いのもとで人形作りを学びました。
マフディはKhuyut Theatre(「糸の劇場」)を設立し、そこで約15人の若者(うち12人は女性)にマリオネットの制作と上演を指導しました。劇団は約80体の人形を制作し、主にマフディが書いた子ども向けのオリジナル劇を上演しました。自宅の小さな工房のほか、マフディはガザ市のホルスト・パーク(子どもの教育とレクリエーションのためのコミュニティ施設)でも活動してきました。2019年初頭、Khuyut Theatreは、封鎖された環境において素材を革新的なかたちで再利用し、国際的なメディアの注目を集めました。例えば、漁具から顔料を抽出して絵の具を作るといった取り組みです。

【現在の状況】
過去2年間で、マフディの家、台本、人形のほとんど、舞台装置、工房は、ガザへの相次ぐ爆撃で破壊されました。劇団の解散後、マフディはデイル・アル・バラで人形劇場の再建を始めました。新しい劇団は、マフディの家族(母、妻、6人の子どもたち)がメンバーです。これまでに、空き缶、布の切れ端、爆撃された家の破片から、18体の新しい人形を作りました。人道支援の缶を使って作業することは彼にとって辛いことですが、マフディはこの破壊の象徴を、子どもたちの喜びへと変えることが自分の義務だと考えています。

【募金送り先】
上映会場では募金箱を設置しています。集められた支援金は、国際人形劇連盟を通じ、ガザを拠点とする二人のアーティスト、マフディ・カリラ(人形遣い)とショルーク・アライラ(ドキュメンタリー「Everything That Is」の撮影者)に半分ずつ送られます。

【参考・ガザで必要な経費】
● テントの土地代:月500ドル
● アパートの賃貸(部分的に破壊された建物内):月1,000ドル
● 衣類:50ドル
● 9人家族の食費:1日70ドル
● その他の費用:調理用の薪、交通費など

プロジェクトの詳しい内容はUNIMAのページよりご確認いただけます。
https://www.unima.org/en/artists-of-hope-supporting-gazas-puppeteers/

2月19日(木)・20日(金)・21日(土)11:00〜 (朝ごはんとトーク終了後)より 45分
予約不要・無料(募金箱あり)
会場:下北沢アレイホール